「さかご」（骨盤位）は赤ちゃんの体よりも大きい頭が分娩の最後に出てくることになるため思わぬトラブルを起こすことがあります。当院ではこの「さかご」を避けるために妊娠7ヶ月頃から赤ちゃんの位置（向き）に注意を払っています。経産婦さんの場合、10ヶ月に近くなってからでも「さかご」になることがあります。「さかご」なった場合、「さかご体操」で戻る場合も多いですが、これでも戻らない場合、外回転という方法でお母さんのお腹から赤ちゃんの位置をもどす処置を行います。「さかご」の場合は早めにご相談ください。

　妊娠出産は女性の人生の中で最大のイベントであると同時に、ご家族にとってももっとも幸福な時間です。当院では、ご家族にもできるだけ出産に立会っていただけるようにご案内しています。ご希望の方はお申し出ください。

　赤ちゃんは出生後すぐにお母さんの、胸の中に抱いてあげてください。当院ではその後も母児同室を原則としています。赤ちゃんの健やかな成長のために、赤ちゃんとのスキンシップを大切にしてください。